ご飯はキッチンテーブルだけでなく、バスルームにも置ける場所があります。米ぬかが肌に良いことはご存知かもしれませんが、このでんぷん質の食品が、あなたのプライベートな空間でどれほどの力を発揮するかは、おそらくご存知ないかもしれません。お米はまさに万能食材です。
湿気対策にご飯は最適
一般的に、ご飯を椀に盛るというのは、何か美味しいものを添えて食べるためでしょう。他に何も思い浮かばないかもしれません。しかし、のんびりとした夜にさっと作るシンプルなご飯は、バスルームでとても役に立ちます。ジンジャーブレッドの香りのキャンドルを灯し、キュウリを目に当てて、お風呂で即席の食事を作ろうとするわけではありません。このご飯は、胃の中に入ったり、湿布のように顔に塗ったりするものではありません。ここでは、ご飯が意外な役割を果たします。天然の吸湿剤として機能するのです。
濡れた携帯電話を乾いた米の袋に入れるという裏技を聞いたことがあるかもしれません。実は、これは単なる冗談ではありません。米が水分を全部吸収してしまうのです。バスルームはまるで南北アメリカ大陸の熱帯雨林のように湿度が高く、壁にもそれが表れています。ただ湿っているだけではありません。シャワーや洗濯物の蒸気がうまく排出されず、壁紙を焦がしてしまうのです。
米粒は周囲の空気から水分を吸収する性質があり、結露をわずかに軽減し、カビが発生しやすい場所でのカビの発生を抑えます。これは、機械換気システムがない場合や浴室に窓がない場合に特に効果的です。
臭いを中和する簡単な方法
バスルームはカビ臭かったり、古くて濡れた洗濯物のような臭いがしたりしていませんか?バニラキャンドル、パチョリのお香、ラベンダーのサシェを置いても、お部屋は不快な臭いが残っています。ココナッツシャワージェルやシアバタースクラブは香りが強いのに、その香りすら感じられません。そんなあなたの嗅覚の悩みは、ご飯を一杯食べれば解決です。
さらに一歩進んで、ラベンダー、レモン、ユーカリなどのエッセンシャルオイルを数滴ボウルに加え、柔らかく自然な香りを拡散させる人もいます。湿気を吸収するだけでなく、ボウルは小型のアロマディフューザーにもなり、バスルームをより心地よくリラックスできる空間に変えてくれます。
美容製品のお手入れ方法
湿気は壁や天井、木製の巾木に影響を及ぼすだけではありません。パレット、ルースパウダー、チークにも浸透します。美容アイテムの質感が変わり、メイクはダマになり、スキンケア製品の有効成分は効果を失ってしまいます。その結果、ブラシで塗るたびにリスクを負うことになります。米茶碗に米を入れて水分を吸収させれば、メイク崩れを防ぎ、美容製品を長持ちさせることができます。
実用的なヒント
バスルームにご飯を盛ったボウルを置くのは些細なことのように思えるかもしれません。しかし、これはその価値が証明され、広く効果が実証されているミニマリスト的なテクニックです。来客は、あなたが何かに気を取られてバスルームにご飯を忘れたのだろうと思うかもしれません。しかし、実際には、これは意図的なセルフケアなのです。このヒントの効果を最大限に高めるための、いくつかの簡単な提案をご紹介します。
- 十分な量の穀物が入る大きさのボウルを選びます。
- 効果がなくなったり臭いがしたりしないように、2~3週間ごとに米を交換してください。
- エッセンシャルオイルを数滴加えると、部屋に香りが広がり、清潔感が高まります。
- 窓の近くや家具の上など、直接水が当たらない、空気が循環する場所に設置してください。
このシンプルで自然な儀式は、一見取るに足らないものに見えるかもしれませんが、バスルームをより健康的で、より快適で、より居心地の良い空間にするのに本当に役立ちます。次回、実用的で優しい方法で家を改善したいと思ったら、この簡単なコツを試してみてください。お米は、メイクアップポーチや美容液に使うだけではないのです。
